当記事をご覧の方は、ポータブル電源の購入を検討し、様々なサイトやブログでポータブル電源のことを調べてきた方かと思います。
ポータブル電源は数多くの製品があり、どれを購入したらいいのかお悩みだと思います。
そのような方のために、私自身の主観によりますが、おすすめのポータブル電源を紹介します。
しかし、人によって考え方や購入予算・利用目的も違うので一概にこれといった決まりはありませんのが、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもポータブル電源てどういうもの?、という方は下記の記事でポータブル電源について説明されているので、ご覧ください。
ポータブル電源を選ぶ5つのポイント
ポータブル電源はその需要の高さから国内外のメーカーから様々製品が発売されています。
まず最初にポータブル電源を選ぶための5つのポイントを紹介いたします。
どんなポータブル電源を購入したらいいかの基準になるからよく確認してね
買ってから後悔しないようにしっかり覚えておこう!
ポータブル電源の定格出力と電源容量
ほとんどポータブル電源は定格出力と電源容量が近いサイズで発売されています。
(もちろん例外もありますので、購入の際は製品情報を確認してください)
しかし、メーカーのサイトや通販サイトでは、電源容量でサイズの区分がされていることが多いので、当記事でも電源容量別で紹介したいと思います。
後ほど紹介しますが一部の製品は、定格出力を一時的に強化する機能やバッテリを増設させて電源容量を増加させる機能があります。
ポータブル電源のサイズは、以下のように大まかに4つほどに分けられています。
サイズ | 利用目的の例 |
・200~400wh | スマホやタブレットなどのデバイスの充電・日帰りキャンプなど |
・400~1000wh | キャンプや車中泊・ポータブル冷蔵庫や電気毛布の使用など |
・1000~1500wh | 連泊のキャンプや車中泊・災害などの非常時の電源の確保など |
・1500wh~ | 災害等の防災目的や商業利用・DIYなどでの大型電気工具の使用など |
ポータブル電源の重量はサイズが大きいものほど重く、1500wh~のものは重量が30㎏近くあるものもあり「ポータブル」と呼べないほどの重いので、基本的には据え置きするものと考えてください。
容量が大きいほど重量が重くなるから、利用目的に合わせて持ち運びやすさも検討してね。
自宅用の補助電源や日常使いに使うなら据え置きにするから重くても問題ないね
一部の製品の+αの機能
ポータブル電源はそれぞれのメーカーが差別化を図るため特別な機能を持たせているものがあります。
例えるなら、ポータブル電源の超急速充電です。通常のポータブル電源はコンセントからの充電で6~8時間とかかりますが、超急速充電対応の製品だと約1~2時間で充電が完了します。
他にも、定格出力をブーストさせて一時的に、「本来の定格出力の約2倍」の出力を出せる機能が付いているものもあります。
また、使い終わったバッテリーを取り外して、新しいバッテリーに取り変えることが出来たり、バッテリーを増設させて電源容量を増やしたりできる製品もあります。
ご自身の利用目的に合わせてこの+αの機能の有無も検討してください。
アフターサポートも安心のポータブル電源のメーカー
ポータブル電源は高価な買い物となり、長期間にわたって利用することが前提のものとなります。
そのため、「もしもの時のサポート」が大事になってくると思います。
なので、信頼のできるメーカー・長期保証の製品を購入することで安心してポータブル電源を利用することが出来ます。
決して、よくわからない無名のメーカーのポータブル電源を購入しないでください!
かなりの確率で後悔すると思います。
(保証が効かない・サポートにつながらない・不良品を不良品と認めない等)
下記のメーカーがポータブル電源を発売しているメーカーで口コミ等でも評判の良い信頼できると思います。
メーカー名 | 特徴 |
EcoFlow (エコフロー) | ドローンのトップメーカー、DJI出身の技術者などにより創設されたスタートアップ企業のブランド。ポータブル電源のバリエーションが豊富で、ポータブルエアコンやポータブル冷蔵庫なども販売している。 |
Jackery (ジャクリ) | ポータブル電源やソーラーパネルの製造・販売を行うJackery Inc.のブランド。サイズのバリエーションが豊富で、オレンジとブラックの2トーンカラーが印象的な商品が特徴。 |
BLUETTI (ブルーティ) | 洗練されたデザインとスペックが魅力的な、ポータブル電源ブランド。エクストラバッテリー装着可能なモデルや、ソーラーパネルのバリエーションが多いのも特徴。 |
SmartTap (スマートタップ) | 女性にもファンが多く、おしゃれでやさしいデザインが特徴のブランド。ファッショナブルなインテリア家電としてのポータブル電源の地位を確立している。 |
Anker (アンカー) | 中国の深圳市に本社を置く会社で、高品質なモバイル充電器やモバイルバッテリーなどで、その名を世界に広め100か国以上に展開しているハードウェアメーカーです。 |
これらのメーカーならばサポートや保証が手厚いと思います。ご検討ください。
個人的にはAnkerというメーカーを信頼しています。(自身が所有するポータブル電源もAnkerの製品です。)その理由はこちらの記事をご覧ください。
楽天やAmazonなどでも購入できるけどメーカー公式ショップで買わないとサポートや保証が受けられないよ。
メルカリやヤフオクでの購入はサポートや保証が受けられない場合があるので、注意してね
頻繁に長く使いたいのなら長寿命のバッテリーサイクル
ポータブル電源も一昔前に比べたら進化をしてきました。
その代表例がバッテリーサイクルの長寿命化です。バッテリーサイクルとは、バッテリーの寿命を迎えるまでに充電と放電を何回繰り返せるのかを表す数値となります。
以前はNCM(三元系)/NCA(ニッケル酸リチウム)といった材質のバッテリーが多かったのですが、現在はリン酸鉄リチウムイオンといった材質が主流となってきました。
従来のポータブル電源のバッテリーサイクルは500回ほどで寿命を迎えるのに対し、リン酸鉄リチウムを採用したポータブル電源のバッテリーサイクルは3000回ほどと6倍近い長寿命となりました。
また、リン酸鉄リチウムは安全性が高く、高電流に耐えられるため充電速度も3~4倍となっています。
(以前は充電に6~8時間ほど必要だったものが1~2時間ほどで完了する)
なので、ポータブル電源を利用する機会が多い方・防災目的で長期間保管する方はリン酸鉄リチウムを使用している製品を選ぶといいでしょう。
豊富な充電方法の有無
ポータブル電源を充電するには、主に下記の3つの方法があります。
(製品によっては特別な充電方法があったりします)
① AC電源(100v)コンセントを使用した充電
自宅のコンセントから充電できる方法です。最も早く安定して充電できる方法で、超急速充電ができるのもこの方法です。
② DC電源(12v)ソケットを使用しての充電
これは車のアクセサリーソケットから充電する方法です。車での移動中などに充電できるので、移動時間も有効活用できます。
しかし、充電速度は遅いです。フル充電にしようとすると6~10時間とかかるので、「移動のついでの充電」というような使用目的としましょう。
③ ソーラーパネル充電を使用しての充電
これは、文字通りソーラーパネルを使用して充電する方法です。ソーラーパネルも折り畳めてコンパクトになったり、音も出なく静かなので、アウトドアや災害時などでも利用することが出来ます。
ただし、当然晴れていないと発電されないので、曇りや夜間の状況では発電が制限され、1日で完全に充電するのは難しい場合があるため、ポータブル電源の無駄遣いには注意しましょう。
また、注意点としてポータブル電源とソーラーパネルの接続端子の違いや入力電力の対応・相性問題などがあると充電できません!
なので、同じメーカーのポータブル電源とソーラーパネルを購入することをお勧めします。
それでも、購入する際は製品が対応しているかよく確認してください。
(心配の方はセット販売されているものだと間違いありません)
場合によっては、メーカー違いのソーラーパネルが原因の故障は保証対象外になることもあるよ
せっかくソーラパネルを買ってもに接続できない、充電しないじゃ意味ないからよく確認しないと
おすすめのポータブル電源
それでは、いよいよおすすめのポータブル電源を紹介したいと思います。
ポータブル電源の電源容量別におすすめを紹介しますので、ご自身の利用目的に合わせてぜひ参考にしてみてください。
200wh~400whクラス
このサイズはスマホやタブレットなどのデバイスの充電・日帰りキャンプなどに最適なクラスになります。
出力や容量は少ないですが、片手で運べるほどの軽量でコンパクトなサイズなので手軽に利用できます。
EcoFlow(エコフロー)RIVER 2|リバー 2
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 256Wh | 300W(ブースト時600W) | 50Hz/60Hz | 3.5kg | 250×175×177mm |
Jackery(ジャックリ) ポータブル電源 300 Plus
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 288wh | 300W | 50Hz/60Hz | 3.75kg | 23×15.5×16.7cm |
Anker(アンカー) 521 Portable Power Station (256Wh)
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 256wh | 300W | 50Hz/60Hz | 3.7kg | 216 x 211 x 144 mm |
このクラスは、軽量・コンパクトで使い勝手がいいのが一番の特徴だね
スマホやタブレットなどの充電や省電力の家電を使うにはちょうどいいね!僕はキャンプの時にテントの中で電気式の蚊取り線香を使ったりしていたよ
400Wh~1000whクラス
このサイズは、キャンプや車中泊・ポータブル冷蔵庫や電気毛布の使用などに最適なクラスとなります。
持ち運びと電源容量が両立したクラスで、小型の家電なら長時間使用できるようになります。
EcoFlow(エコフロー) ポータブル電源 RIVER 2 Max
製品HP:https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 512Wh | 500W(ブースト時750W) | 50Hz/60Hz | 6.1kg | 26.9 x 25.9 x 19.6㎝ |
BLUETTI(ブルーティー) ポータブル電源 AC70
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 762Wh | 1000W(電力リフト時2000w) | 50Hz/60Hz | 10.2kg | 31.4×20.9×25.6 cm |
SmartTap(スマートタップ) ポータブル電源 PowerArQ3
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
三元系リチウムイオン | 555Wh | 500W | 50Hz/60Hz | 7.9kg | 23×29.5×22.5cm |
このクラスは、キャンプや災害の時に持ち運ぶ際の重量と電源容量のバランスがちょうどいいよ
キャンプで夜寒くなった時の電気毛布とかを使っても、一晩使えるほどの容量だから安心だね
1000~1500whクラス
1000~1500whは連泊のキャンプや車中泊・災害などの非常時の電源の確保などに最適なクラスとなります。
このクラスになると、重量が重く(12kg以上)なりますので女性の方は持ち運ぶのがつらくなるでしょう。
しかし、その分大出力・大容量のポータブル電源となりますので、これまでのとは違い電力不足を心配するストレスは少なくなるでしょう。
Jackery(ジャックリ) ポータブル電源 1000 Plus
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 1264wh | 2000W | 50Hz/60Hz | 14.2kg | 35.6x28x26CM |
BLUETTI(ブルーティー) ポータブル電源 AC180
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 1152Wh | 1800W(電力リフト時2700w) | 50Hz/60Hz | 16kg | 34.0×24.7×31.7 cm |
Anker 757 Portable Power Station
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 1229wh | 1500W | 50Hz/60Hz | 19.1kg | 463 × 288 × 237mm |
このクラスはほぼ全ての家電が使えるほどの出力と容量があるけど、重量があるから持ち運ぶのが大変になってくるよ。僕は災害対策にこのクラスのAnkerのポータブル電源を購入したよ
連泊のキャンプや災害時に停電が長引いたときにこのクラスは便利だよ。電気ケトルや電子レンジが使えるし、石油ファンヒーターも使えるから寒い時期も安心だよ
1500wh~クラス
このクラスは、災害等の防災目的や商業利用・DIYなどでの大型電気工具の使用などで最適なクラスとなります。
超大出力・電源容量なのが特徴ですが、重量が20kg以上あるので車に積んだり降ろしたりして、持ち運ぶのは困難となります。(価格も20万以上したりします)
製品によっては、車輪が付いていて運搬を楽にしてるのですが、あくまでちょっとした移動用のためと考えていいでしょう。
なので、自宅やキャンピングカーなどに据え置きで、使用することをお勧めします。自宅にあれば、災害時などは長期の停電に耐えることが出来るので、もしもの時には安心して暮らすことが出来ます。
EcoFlow ポータブル電源 DELTA 2 Max
製品HP:https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-station
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 2048h | 2000W(ブースト時2400W) | 50Hz/60Hz | 23kg | 300 x300 x300 mm |
BLUETTI ポータブル電源 AC200MAX
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 2048h | 2200W | 50Hz/60Hz | 28.1kg | 42.0×28.0×38.6 cm |
Anker 767 Portable Power Station
バッテリータイプ | 電源容量 | 定格出力 | AC周波数 | 重量 | サイズ(幅×奥行き×高さ) |
リン酸鉄リチウム | 2048h | 2000W | 50Hz/60Hz | 30.5kg | 525 x 395 x 250mm |
このクラスは大容量・大出力だけど、超重量だから自宅やキャンピンカーなどに据え置きになるよ。それに価格も20万以上したりするよ
重たいからもはや「ポータブル」と呼べないかもね。電気の通ってない別荘や小屋にソーラーパネルと一緒に設置してオフグリット(電気の自給自足)している人もいるよ
まとめ
いかがだったでしょうか?
どんなポータブル電源を購入するか検討中の方の参考になれればと思います。
ポータブル電源は決して安い買い物ではありません!
また、ポータブル電源の主な利用シーンとしてはキャンプや災害時などで使用頻度も多くないと思います。なので、よ~く検討して購入し役立ててください。(もちろん普段使いもできます)
当記事からでなくても、ご自身で楽天やAmazon等から購入することが出来ますが、メーカーからのサポートや保証は公式サイト・公式ショップからでないと認められませんので、ご注意ください。
メーカーのサポートや保証が欲しい方は決してメルカリやヤフオクなどで購入しないでください。
購入と同時にサポートや保証を得るためにはメーカー公式のアカウントを作成する必要もあるため、必ずアカウントの登録をするようにお願いいたします。(公式サイトで購入すれば確実です)
次回はポータブル電源を長く使うための保管方法などを紹介しますので更新の際はぜひ見に来てください。
では、へばな~(@^^)/~~~
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