【2023年まとめ】我が家の太陽光発電システム収支報告!!

2023年

我が家では太陽光発電システムを2023年8月25日から使用を開始しました。

8月は使用開始してから5日ほどしかないので省略し、9月から収支を記録し約4か月分のデータがそろいました。

本当は太陽光発電はその特性から季節や天気などに大きく左右されるものなので、1年分のデータがないとデータとしては不十分です。

しかし、2023年度としてこのタイミングで一度区切りたいのでこの先を閲覧してくださる方はご留意していただきたいと思います。

早速ですが、2023年分の結果として以下のようになりました↓

太陽光設置前と設置後の実質電気料金の比較(2023年9月~12月)

実質電気料金↓     9月   10月   11月   12月   合計   
設置前(2022年)11643円11599円16434円24227円63903円
設置後(2023年)1102円1530円6605円11112円20349円
差額-10541円-10069円-9829円-13115円-43554円

実質電気料金は太陽光発電システムを設置する前と比べ4か月間だけでもー43554円節約できたことになります。

どうでしょうか?

少ないと感じたでしょうか?

それとも多いと感じたでしょうか?

個人的には今回の結果には満足しています。

特に今年の9月・10月は記録的な暑さの夏となりました。ですが節電を意識することなくエアコンなどを遠慮なく使用していました。

それなのに、実質電気料金が1000円台だったのは驚愕でした。

オール電化住宅でですよ!

それではここからは上記の結果となった詳しい情報をお伝えしたいと思います。

太陽光発電の設置を迷っている方は、我が家での事例となりますがぜひ参考にしてみてください。

もし、もう太陽光発電を検討している方は必ず「太陽光発電無料一括見積サイト」をご利用ください。

見積依頼のみであれば完全無料で利用できます。

しかし、1つのサイトだけ登録すると地方によっては紹介される業者の数が少ないかもしれません。

なので、なるべく多くの業者と比較するために3つのサイトに登録する方がいいと思います。

(ちなみに私は最終的にこの中のタイナビという太陽光発電一括見積サイトで紹介された業者と契約しました)

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我が家の太陽光発電の設備容量・基本情報

当ブログを始めてご覧になる方もいらっしゃると思いますので、まずは我が家の太陽光発電の設備容量と家族構成や電力の使用環境などを、紹介したいと思います。

最初に太陽光発電の設備容量と工事金額を紹介します↓

太陽光発電の設備情報

・太陽光パネル 長州産業Bシリーズ 4.27kw
・蓄電池 Nichicon 全負荷タイプ  7.4kw

・合計工事金額 225万円

詳しい見積もり内容は過去の記事をご覧ください↓

コスト面からあまり設置する方が少ないように感じる「蓄電池」を太陽光パネルと一緒に設置しています。

蓄電池を設置したことにより、太陽光パネルのみの見積もりから100万円工事費が増加してしましました。

しかし、近年では災害(特に大雨による水害)が増加しているように個人的には感じているおり、まだ小さな子供もいるので安心して生活が出来るようにと災害対策として蓄電池を設置しました。

そのおかげで、今では停電を心配することはありません!太陽光発電で充電すれば電気代の節約にもなります。(現在は売電するより自家消費した方がお得なため)

次は私の家族構成・生活スタイルと大まかな電力の使用環境です↓

・30代の夫(会社員)と妻(パート)・未就学児の子供1人の3人家族
・平日の日中は全員外出している
・12~4月頃は積雪のある東北の田舎に在住
・オール電化住宅
・リビングにエアコン(200v)あり。
・1~3月は石油ストーブを使用する(外気温が-○℃になるとエアコンが霜取り運転で止まるため)
・給湯器はエコキュート(太陽光発電システムを設置してからは、日中に沸かしている)
・東北電力 オール電化向けの電力料金プラン

となっています。

どこにでもいるような普通の家庭だと思ます。

オール電化住宅で一番電力を消費する機器は給湯器の「エコキュート」だと思います。

我が家では、今まで料金単価の安い夜間の電力でエコキュートを稼働させていましたが、現在では夜間電力よりも売電電力の方が安いので、昼間にエコキュートを稼働させています。

エコキュートのリモコンから「時刻の設定」を調整すればお湯を沸かす時間帯を昼間にずらすことが出来ます。(我が家では6時間遅く設定しています)

太陽光発電を設置した際はぜひ試してみてください。

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収支情報

それでは、いよいよ我が家の太陽光発電の収支情報を報告したいと思います。

私なりに、グラフや表を使って情報をまとめましたのでぜひご覧ください!

ここではすべてをまとめたデータを記載しますので、それぞれの月の詳細な情報を知りたい方は下記の過去の記事を閲覧してください。

【2023年9月】我が家の太陽光発電の収支報告!!

【2023年10月】我が家の太陽光発電システム収支報告!!

【2023年11月】我が家の太陽光発電システム収支報告!!

【2023年12月】我が家の太陽光発電システム収支報告!!

 

太陽光発電電力の使用状況の内訳

こちらは2023年9月~12月の4か月間のデータです。

主に発電した電力をどのくらい「消費・蓄電・売電」したかを円グラフにして表してみました。

月々によってかなり違うので興味のある方はぜひご覧ください。

9月

9月(9月1日~9月30日)
   発電量    444.1kwh
消費電力量52kwh
蓄電量130wh
売電量243kwh
買電量186kwh 

9月は発電量も多いが消費電力が少ないため、発電した電力の40%も売電できています。

現在は売電より消費した方が単価の違いで電気料金がお得になるので、家庭で最も電力消費の大きいエコキュートを日中に稼働させることを思いつきました。

エコキュートを日中に稼働させるための設定を9月中頃に行ったのでもっと早いタイミングで行っていればグラフの内容も変わったかもしれません。

エコキュートの設定はこの後もずっと変えずに続けています。

 10月

10月(10/1~10/31)
 発電量 523.48㎾
 消費電力量   134.10㎾
 蓄電量 197.28㎾
 売電量 192.10㎾
 買電量 136.51㎾

10月の発電量はメーカーのシュミレーション(305kwh)から多く外れ、約523Kwと4か月の中で最も発電量の多い月でした。

だんだんと日が沈むのが早くなっているのにも関わらず発電量が多かったのには驚きました。

憶測ですが、太陽光パネルは特性として高温になると発電効率が落ちてしまいます。

猛暑日が続いた9月と違って10月に入り気温が下がったため太陽光パネルの高温による発電効率の低下が抑えられたのかと思います。

原因ははっきりと分かりませんがうれしい誤算となり良かったです。

 11月

11月(11/1~10/30)
 発電量 316.15㎾
 消費電力量   178.64㎾
 蓄電量 71.76㎾
 売電量 65.74㎾
 買電量 330.14㎾

11月に入ると日が沈むのがさらに早くなり10月と比べると発電量はかなり少なくなりました。

また、寒くなってきたので暖房機器を使用するようになったので消費する電力も増えました。

下旬には雪も降り太陽光パネルにも積雪があったりもしましたが、発電量自体はシュミレーションとほぼ変わらない発電量となりました。

9月・10月は蓄電池への充電はほぼ発電した電力で行っていたのですが、発電した電力だけでは日中の消費電力を賄えなくなってきたので夜間に蓄電池への充電を行うようになりました。

しかし、夜間に行う蓄電池の充電は蓄電池容量の60%として設定していました。

100%まで充電しなかった理由としては、なるべく単価の安い夜間電力とはいえなるべく買電しないようにしたかったからです。

 12月

12月(12月1日~12月31日)
 発電量 244.27㎾
 消費電力量   120.52㎾
 蓄電量 41.52㎾
 売電量 82.23㎾
 買電量 547.98㎾

12月に入ると日照時間は短く太陽光パネルへの積雪により発電量は期待できなくなってきました。

買電した電力が全体の70%まで増えていますが、太陽光発電システムを設置する前に比べて電気料金はかなり抑えられています。

それは後ほど詳しく説明しますが、蓄電池が大いに活躍してくれているからです!

11月では夜間電力での蓄電池への充電を60%にしていましたが、12月には100%まで充電するように設定してます。

これにより、単価の高い昼間電力を買電することが少なくなりました。

また、エコキュートはその特徴から気温が低いと効率が悪くなりますが、気温の上がる日中に稼働させていることが良かったかもしれません。

私の地域では冬に積雪や吹雪による停電が起きることがあります。

そうした時でも蓄電池を100%まで充電しておくと安心して生活を送ることが出来ます。

 

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発電量のシュミレーションと実際の発電量の比較

これは太陽光発電量のメーカーが予想した発電量のシュミレーションと実際の発電量を比較した情報です。

太陽光パネルは「長州産業 Bシリーズ 4.27kw」です。

9月10月11月12月合計
メーカー予想の発電量(青色)394㎾402㎾305㎾276㎾1377㎾
実際の発電量(黄色)444㎾523㎾316㎾244㎾1528kw
発電量の差+50kw+121w+11kw-32w+151kw

棒グラフの黄色がメーカーのシュミレーションした発電量・青が実際の発電量となります。

4か月中の3か月はメーカーがシュミレーションした発電量よりも実際の発電量が多く、合計した発電量も151kw多い結果となりました。

実は太陽光発電システムを設置する際に交渉した営業の方から

「実際の発電量は、春~夏はシュミレーションよりも多く・秋~冬はシュミレーションよりも少なくなると思います」

と聞いていたので今のところ営業の方の言っていた通りとなっています。

ですが、このように月単位で見ると発電量に大きな波がありますので最終的な判断は年間を通してトタルの発電量から回答しなければなりません。

今回の4か月分しかデータがないので不十分な情報でしか回答できませんが、残りの時期の結果を期待したいと思います。

実際は電気の消費量が増える冬に発電量が増えてほしいですが、日照時間も短くなり太陽光パネルに積雪があったりと発電量が少なくなってしまいますが仕方のないことだと思っています。

しかし、この後詳しく説明しますが十分な発電が見込めない時期でも蓄電池の存在が電気料金の節約に大いに活躍してくれています。

これは、太陽光パネルだけを設置している方にはないメリットでしょう。

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太陽光発電システムの設置前と設置後の電気料金の比較

ここでは太陽光発電システムを自宅に設置してどのくらい経済効果があったのかを設置する前の2022年の電気料金を比較したデータを紹介したいと思います。

設置後の電気料金は支払った電気料金から売電して得た収入を引いた実質の電気料金の金額を表示しています。

太陽光発電システム設置後の電気料金=支払った電気料金-売電した電力の収入

 

9月10月11月12月合計
設置前(2022年)11643円11599円16434円24227円63903円
設置後(2023年)1102円1530円6605円11112円20349円
差額-10541円-10069円-9829円-13115円-43554円

青色のグラフが太陽光発電システムを設置する前の電気料金・赤色のグラフが設置後の電気料金です。

太陽光発電システムの設置前と設置後で毎月約10,000円前後の電気料金が節約になっています。

4か月間の差額は合計すると約40,000円ほど節約になりました。

特に個人的に驚いたのが9月・10月の電気料金が1000円台にまで節約できたことです!

この2023年の夏は記録的な猛暑・残暑で過酷な時期でした。

自分はクーラーの風があまり好きではなく例年なら扇風機を主に使用していたのですが、扇風機だけではとても耐えられないほど毎日暑かったのを覚えています。

なので、節電どころか惜しげもなく電気を使用してクーラーなどを使用していたのですが、実質の電気料金が1000円台で済んだのは驚きでした。

発電量と蓄電池への充電が十分で消費電力が少なかった日は、丸一日買電することなく電気の自給自足が出来た日があったのでそのおかげかもしれません。

そして、11月に入り一気に日照時間が短くなり発電量が落ち込みましたが、蓄電池のおかげで電気料金は設置前と比べて半額以下になりました。

蓄電池に料金単価の安い夜間電力で充電して日中に使用することにより、料金単価の高い昼間に買電する電力が少なく済んだことが大きいと思っています。

また、蓄電池の設置は電気料金の節約だけでなく停電した際にも活躍します!

停電は雷や台風など多い夏と雪の影響で冬に多くなっています。

夏の停電は食料や水などが手に入れば何とか凌ぐことができますが、冬に停電が起きた際は暖房機器が使えないために低体温症などのリスクが出てきます。

3.11の東日本大震災が発生した際自身の地域では津波の影響はありませんでしたが、約一週間ほど停電が続きました。

内閣府防災情報HP:特集 東日本大震災

エアコンはもちろん電気が必要ですが、石油ファンヒーターやFF式ストーブも灯油だけでなくストーブを動作するために電気が必要となります。

電気を使用しない対流型ストーブなどを持っている家庭は現在では少なく、周りではお爺ちゃんお婆ちゃんの家にあるかキャンプなどで使用するために保有していた家庭だけでした。

車で暖を取ることができますが、当時ガソリンが不足していてガソリンスタンドに長蛇の列ができていましたし、何時間も車で過ごすわけにもいきません。

このような状況になっても太陽光パネルと蓄電池があれば自宅での避難生活を選択肢に考慮することができます。

蓄電池は高価なもので経済面で設置しない方も多いですが、私はこの時の経験があったので家族のために設置することを決めました。

結果、電気料金の節約だけでなく万が一の時の安心にもつながったので満足しています。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

2023年の我が家の太陽光発電システムの収支結果を見て

「太陽光発電システムを付けたといっても思ったより大したことないなあ~」

と感じた方もいるかもしれません。

SNSやネットを見ると

毎月〇万円プラスになりました!!

など大きな収支結果の報告が目立ちます。

それに比べたら我が家の結果は地味ですからね(笑)

しかし、太陽光の発電量は月単位で見ると上下の波が大きいので、年間を通して考えなければなりません。

発電量は春ごろが一番多くなると予想されます。また、暖房機器などの使用頻度も少なり家庭での消費電力も減少します。

なので春頃は上記の相互作用により収支は大きくプラスになると予想しています。

その時期を抜いた収支結果で4万円以上お得になったというのは個人的には満足しています。

それと、SNSやネットではよく太陽光発電システムを設置すると経済面でのメリットばかり求めるコメントが多く目立ちます。

しかし、災害などがあっても太陽光発電システムを設置してあれば万が一の停電にも電気が使えないという心配をすることなく生活することができます。

あらゆるものを電気に頼っている現代で災害が起きた場合、大人だけなら何とかなっても小さな子供や高齢の両親などがおられる家庭では不都合が多いと思います。

避難所での生活は精神面・衛生面などを気にしなければならないですが、自宅での避難生活を選択肢に考えることができます。

水と食料だけを常備・確保できれば自宅での避難生活を送れると思います。

なので、太陽光発電システムの設置は経済面だけのメリットばかりではないということを認識してほしいと思います。

個人的にはたとえ一年を通しての収支結果がマイナスの結果となったとしても、万が一の時の安心が買えたと思えば安いものだと思っています。

太陽光発電システムを設置した工事金額がまるまる無駄になるわけではないですしね。

ここまで当ブログ記事を閲覧していただきありがとうございます。

実はブログをはじめてみたはいいものの、記事の更新が面倒になりやめようかと思っていました(笑)

しかし、当ブログから僅かですが報酬を得ることができました。

太陽光発電を設置するか迷っていた中で当ブログを閲覧してもらったと思いますが、少しでも誰かの参考になったかと思うと本当にうれしかったです。

当ブログは今後も継続していき2024年度の収支は、今までよりも見やすく・わかりやすく作成していくつもりですのでご興味がある方はこれからも閲覧していただきたいと思います。

それでは

へばな~(^.^)/~~~

太陽光発電の設置を迷っている方は、我が家での事例となりますがぜひ参考にしてみてください。

もし、もう太陽光発電を検討している方は必ず「太陽光発電無料一括見積サイト」をご利用ください。

見積依頼のみであれば完全無料で利用できます。

しかし、1つのサイトだけ登録すると地方によっては紹介される業者の数が少ないかもしれません。

なので、なるべく多くの業者と比較するために3つのサイトに登録する方がいいと思います。

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